大画面4Kモニターが超快適!マルチモニタはもう不要

PC周辺機器

せろりんでーす。

せろりんはマルチモニタガチ勢でした。フルHDで22インチくらい(まな板くらいの大きさ)のモニターを2枚とか3枚使って運用していました。

ところが最近使ってるのは43インチの超デカい4Kディスプレイ1枚だけです。

コイツにしてからモニター1枚でも快適に使えるようになった上に、作業効率がめちゃくちゃ上がり、ストレスも無くなりました。40インチ以上の大画面マルチモニターを導入すべき理由を述べます。

43インチディスプレイがやってきたぞ!

せろりん家の旧モニター環境がこれです。23インチのフルHDモニターを縦表示で1枚、その横に23インチのモニターを横表示で1枚です。一番左の高いところに置いてあるのはテレビです。

https://www.iodata.jp/product/lcd/wide/ex-ld4k431db/spec.htm  アイ・オー・データ機器 EX-LD4K431DB製品ページより 

で、買ったのがIO DATAのEX-LD4K431DBです。ADSパネルと名乗っていますが要するにIPSパネルと全く同じものです。IPSはどっかの商標なので、同じ技術でもIO DATAはIPSという名前を使うことができません。デカいモニターを買うなら視野角が広くないと話にならないので、視野角の広いIPSパネルが採用されているのは安心です。

とはいえEX-LD4K431DBのほうはもう売っていないっぽいです。型番やスペックを考えるとEX-LD4K432DBが後継機なので、今買うならこっちです。

おれの使ってるEX-LD4K431DBはかなり良いです。視野角を不満に思ったことはありませんし、色もかなり正確だと思います。機能的にも一通り揃っています。

唯一の不満はハーフグレアなことです。液晶にはグレア液晶とノングレア液晶があります。グレアは高いテレビみたいに画面がテカテカ光って反射しているタイプのもので、ノングレアは事務用のモニターみたいに反射しない加工がされているものです。ハーフグレアはその中間で、グレアほどじゃないけどそこそこ反射する仕上げになっています。

なので、画面がデカいだけあって、自分の顔などが色々と写り込んで微妙といえば微妙です。ハーフグレアなことだけが唯一の不満なんですが、ほかは使ってて不満に思ったことはマジで一つも無いです。

ノングレアを選ぼうとすると、最安の機種でももう1.6万くらい高くなります。こっちは使ったこと無いのでどうなのかは知りません。

大画面4Kディスプレイ1枚運用のメリットは?

2分割、4分割でマルチモニターの代わりにできるぞ!

Windowsには、画面の端っこにウインドウを叩きつけることで画面を分割してくれる機能があります。それを使えばこのように簡単に4分割して使うことができます。

このモニターは43インチの4Kモニターなので、21.5インチのフルHDモニターを4枚集めたのと表示領域的には一緒です。実質クアットディスプレイです。

普通のモニターでクアッドディスプレイを実現しようとすると、設置が超大変だったり、お金もかかったり、端子を増やすためにパソコンを改造しないといけなかったりと、とにかく死ぬほど大変なんですが、43インチ4Kモニターなら1枚で済みます。

ただし4分割はおれはあんまりしません。おれは左右で2分割して縦長のモニター2枚として使っていることが多いです。それでも通常のデュアルモニタ―よりかなり広いので、めっちゃくちゃ快適です。

表示領域が広いとバカみたいに快適だぞ!

4Kモニタでとったスクショです。こうして画像を載せると文字がめっちゃ小さく見えますが、実際はデカい画面に表示されるので文字は普通に読めます。

で、この情報量なんですがマジでえげつなくないですか?フルHDだと画像って1,2枚表示されれば良いほうですが、4K大画面モニターを2分割すると3枚も表示されます。

読み進めると同時にスクロールしないといけないフルHDに対して、4K大画面モニターならある程度まとまった量を読んでからスクロールすることができます。

こうやって左右両方でブラウザを開くとネットサーフィンがめちゃくちゃ快適なんですが、片方にYoutubeを表示したり、Excelを表示したり、ブログ執筆画面を表示したりすることもできます。フルHDの2画面とは段違いの情報量です。

デカいシングルモニターとしても使える

大画面4Kモニターならアニメや映画を見るときに大迫力で楽しめます。マルチモニター環境だとこうはいきません。

デカい画面なら、当然ですがアニメもデカい画面で見れます。いくらカッコよくハッカーみたいにマルチモニターをたくさん並べたところで、アニメ見るときはちっこい画面1枚だけしか使えないので、まあまあマヌケ感があります。このように大迫力でアニメを見ることができるのはかなり強いです。部屋を暗くして迫力のある映像を見るとかなり楽しいです。

このように圧倒的な表示領域の広さを使って大量のグラフを一度に比較することも可能です。おれは多めのデータを取り扱うような作業をたまにやるので、グラフを一覧できるのは正直めっちゃ便利です。

このように43インチ4Kモニタは事務仕事にめちゃくちゃ便利です。エクセルと同時にパワポを作りながらブラウザで調べ物をする、みたいな離れ業も可能です。

配線が2本で済む

大画面4Kモニターの良いところは、配線が電源ケーブルと映像入力の2本で済む点です。マルチモニターだとこうはいきません。デュアルモニタなら4本、トリプルモニタなら6本の配線が必要になります。ケーブルが少ないと単純に見た目がスッキリするだけではなく、配線がしやすくなって、掃除も楽になります。

設置が楽

マルチディスプレイより設置が楽なのもデカいです。大画面4Kモニター1枚だったらポンと置いてしまえば良いだけですが、マルチモニターの場合はモニターの高さを合わせるためにスタンドを微調整したり、モニターアームを導入したり、ダイソーの発泡スチロールでできたブロック塀のブロックみたいな謎の雑貨を下敷きにしたりしないといけません。

「1回設置しちゃえばそれで終わりじゃん」とおっしゃるかもしれませんが、それでも年に1回くらいは、掃除のためにモニターをどけたり、模様替えで置き場所を変えたりしたくなるはずです。

特に、3枚、4枚と設置する場合はモニターアームを導入する人も多いと思うんですが、43インチ4Kモニタならポンと置くだけでいいので、基本的にモニターアームは不要です。

画質が全部一緒

マルチモニターをやるなら同じ製品・同じロットのモニターで組みたいです。違う製品だと色味も大きさもベゼル(モニターのフチ)の太さも全然違うので、隣に並べたときの違和感がすごいです。まあおれなんかは違う製品でマルチモニター環境を組んでましたけど、やっぱりストレスはあります。「同じ製品・同じロットに統一してェ~~~・・・」みたいな気持ちはずっとありました。

仮に同じ製品であってもロットが違うと色味が違うこともあるので、快適なPC環境にこだわりたいなら同時に複数枚ポチって導入する必要が出てきます。痛いですね。

一方で大画面4Kモニター1枚だったら色味も解像度も完全に同じなので、なんにも気にする必要がありません。1枚だけポチって置くだけです。

4K動画が見れる

そりゃそうだろって感じなんですが4Kモニターなので4K映像を見ることもできます。そりゃそうだろって感じですね。

おれはYoutubeでドローンの動画とか登山動画とか猫動画とかを見ています。4Kで猫動画を見るとスゴいです。マジで。

やっぱりフルHDと4Kでは全然違います。時代は4Kです。

写真が高精細!レタッチも簡単

4Kだと800万画素くらいまでなら等倍表示(写真の1画素をそのままモニターの1画素として表示すること)が可能です。フルHDだとせいぜい200万画素で、写真の細かい部分を表示するためには拡大をする必要があります。4K大画面モニターならほとんど拡大無しで写真の詳細を見ることができます。

スマホで取った思い出の写真をなんとなく見るだけでも便利なんですが、写真をガチで撮る人には本当におすすめです。ぶっちゃけカメラやレンズってめちゃくちゃ高いのでカメラに対する投資ってキリがないですが、写真撮影は実は撮影機材以上にレタッチが重要です。なので、写真ガチ勢はカメラよりはモニターに投資したほうが幸せになれるという説があります。

モニターで見たら良い写真だったけどコンテストに出そうと思ってプリントしたら微妙にピンぼけしててイマイチだった、みたいな事故はまあまあ頻繁にあります。デカイ高精細モニターを買うことでそれを未然に防げるわけです。ただし、本当のガチのプロはこういう安いモニターではなく、もっと色が正確に出るモニターを買ったほうが良いとは思います。

デメリットもわずかにあるぞ!

おれはトータルでちっこいマルチモニタより4K大画面モニターのほうが便利だと思うんですが、とはいえメリットばっかりじゃないのも事実ではあります。

端っこのほうが見づらい

マルチモニタだったら正面のモニター以外は角度をつけて設置することで、端っこまでしっかり視認できます。どっこい大画面4Kモニター1枚だと角度をつけることができないので、モニターの端っこがやや見にくい感があります。ただしモニターから十分離れて見ればそんなに気になりません。おれは80センチくらいは離れて使ってます。職場で使うなどの事情でどうしても画面の近くで作業をする必要がある人はよく考えたほうがいいと思います。

デカい机が必要だぞ

大画面でデカいので、デカいのが置けるだけのデカい机が必要です。横幅が必要なのと同時に奥行きも必要です。画面が近すぎると端っこのほうが見にくいですし、目の前が全部画面だと目も疲れます。43インチモニターなら70センチ以上は離れて使いたいです。おれは80センチくらい離れて使ってます。

55インチなどのもっとデカいモニターを買うのであれば、さらに離れる必要があります。

モニターを置いた上で画面から70センチ離れるには、かなり広めの机が必要になります。机の奥行きは120cmくらいはほしいところです。奥行き120cmのPC机なんてなかなか売ってないので、おれはモニターを置く専用の机と、キーボードなどを置いて作業するための机で、2台用意して使っていた時期があります。机2台持ちは意外と快適です。

その後、奥行き135cmのバケモンみたいな机を買いました。ジャンルとしてはPCデスクではなくダイニングテーブルです。家族で食事をとるためのものですね。

ということで机に関しては一工夫必要になります。正直まあまあデカいデメリットです。

一枚壊れるとモニター全部オシャカ

マルチモニターであれば、1台壊れても残りは生きているので、壊れた部分だけ取り替えれば復活します。どっこい4K大画面モニターだと1台壊れたらどうしようもありません。再び4万くらいの大金を払って買い換えるしかありません。ただ、故障が確率的にやってくるものだと仮定すると、4K大画面モニターなら1枚で済むので壊れる確率も小さく、リスクとしてはトントンです。

トータルでめっちゃ快適だぞ

いくらかデメリットもあるんですが、トータルで考えるとマジで快適です。おれはもう従来のマルチモニター環境には戻れません。やっぱり人間はデカい画面でのびのびとインターネットをするべきだな、と実感します。ぜひ導入してみてください。大げさではなく、ここ10年くらいで購入したPC関連グッズの中で最も便利だったのが4K大画面モニターです。

ハーフグレアです。おれはこれを使ってます。バリバリに満足しています。

ノングレアで恐らく最安の機種です。使ったことは無いのでオススメできる品質なのかどうかはわかりません。

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デカい画面にはトラックボールがよく合います。導入してみるといいと思います。

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