せろりんです。ロジクールのM575が発売されました。で、これはM570の後継機種なんですが、果たしてどこが変わったんでしょうか？見ていきましょう。
見た目が違う
左が新型です。で、右が旧型・M570です。こうして見ると見た目が全然違います。
新型M575は三色展開になりました。グラファイト(要は黒)、ブラック(黒)、オフホワイト(要は白)の3色です。旧型・M570が黒一色だった一方で、M575は白系も追加されました。
トラックボールは基本的にマニアしか使いません。なのでたいていの機種は売れ行きがイマイチです。売れないので、カラー展開が1色だけなのが普通なんですが、それなのにM575は3色も用意してくれています。M575だけは例外で飛ぶように売れてるんでしょう。
細かい点としてはボールの色も変わっています。灰色のような青のような微妙な色になっています。海っぽくておれはめっちゃ好きな色です。
さらに、新型・M575はボディにストライプが入っていて、独特の手触りになっています。賛否分かれそうですがおれは好きです。
素材自体は普通に硬いプラスチックです。
接続方式が違う
旧型・M570はUnifyingというロジクール独自規格の無線接続にしか対応していませんでした。接続にはUnifying専用のUSBレシーバーを使う必要があります。
新型のM575からはUnifyingに加えてBluetoothにも対応しました。Bluetoothに対応しているパソコンならレシーバーなしでマウス操作ができます。便利ですね。
大きさが違う
大きさが違います。新型のM575のほうがデカいです。寸法を見ると数ミリしか違いませんが、実際触ってみると使用感がまあまあ違います。
M570のほうが小さく、握ったときに包み込むように持てる印象です。一方でM575は大きめです。握るというよりは乗せるというイメージが近いかもしれません。
本体がデカくなったぶん、M575のほうがボタンがデカくなっています。「手が小さい人にとっては使いにくいんでしょ」と思われるかもしれませんが、ボタンがデカくなっているので、むしろM570より使いやすくなっています。
M570は本体の端っこがカクッと落ちています。このカクッとしている部分に指をひっかけて包み込むように持つことが出来るのがM570の良さだったんですが、M575はカクッとしていません。
M575は包み込むというより手のひらを乗せるという感じです。手のひらをいろんなポジションで乗せることができます。全体的にデカいのもあって、自由な体勢をとることができます。
どっちがいいのかは人によると思います。おれはどっちも好きです。甲乙つけがたいです。
ガッチリさが違う
M570は正直言って普通のトラックボールです。形状にはめっちゃこだわっていますが、部品一つ一つに特別こだわって作られているわけではありません。
一方でM575は鬼のように筐体の作りが良いです。
なんてったってこんだけ補強が入っています。
これだけ補強が入っていると流石に使用感も違います。M570は、持ったときに筐体が歪むような頼りなさがありましたが、M575は人間の腕の力なら全てを受け止めてくれるような安心感があります。歪みとは無縁のガッチリ感です。
ガッチリ感がある分、ずっと使ってるとM575のほうが良いように感じます。ただし補強が多いぶん、M575のほうが若干重いです。若干です。
ボタンの押し心地が違う
全体的に、ボタンを押したときや、ホイールを回したときの質感がかなり良くなっています。ぜんぜん違うと行っても良いくらいです。
M570は、ボタンを押したときに筐体内で音が響くような残響音があったり、ボタンがどこかと擦れていて変な音が鳴っている感じが若干ありました。M575はそのへんがかなり良くなっています。
特にホイールクリックの押し心地は圧倒的に進化しています。M570のホイールクリックの押し心地は正直言ってイマイチだったので、ここが改善されたのは嬉しいです。
電池持ちが違う
M570が電池持ち18ヶ月だった一方で、M575はUnifying接続で24ヶ月持ちます。M575のほうが半年も電池持ちが良いです。
どっちも十分すごいですけど、それにしてもM575は2年も電池が持つってヤバいですね。電池よりも本体が先に壊れる気がします。
ネジが違う
M570は星型のネジ(トルクス)だったのに対して、M575は普通のプラスネジになりました。専用ドライバー無しで分解できるので修理が簡単になりました。
おれはトルクスドライバーを持っているので、ネジをなめにくいトルクスのほうが良かったな～なんて思っています。
保証期間が違う
M570は1年保証のSW-M570と3年保証のM570tが販売されていました。どっちも中身は変わりませんが、保証期間だけが違います。
一方でM575は、カラーで保証期間が違います。グラファイトとオフホワイトは2年、ブラックは1年になっています。
「保証なんてどうせ使わねえよ」と思うかもしれませんが、ロジの保証はマジの神保証です。「トラックボールぶっ壊れたぞコラ」と連絡すれば秒で新品を送ってくれます。一方でロジクールのマウスは耐久性がイマイチなので、(新製品のM575がどうなのかは知りませんが)わりと1年くらいでどこかしら調子が悪くなります。
トラックボールを毎日長時間使うのであれば、できるだけ保証期間が長いものを選びたいです。そう考えると長くても2年しか保証してくれないM575は微妙です。
静音性が違う けど
M575のほうが全体的に静かにできています。クリックしたときの音はほぼ変わりませんが、戻る進むボタンを押したときや、ホイールを回したり押したりしたときの音がかなり静かになっています。まあ、圧倒的によく使う左右クリックボタンが静音ではないので、だからなんだよという感じではあります。
センサーが違う けど
M570はボールの表面を読み取る方式がレーザー式でしたが、M575は光学式になりました。ただし使用感が変わったかといわれるとまったく変わりません。気にしなくていいでしょう。
買うならM575
こうしていろいろと変わった部分を列挙してきましたが、ボディが大きくなって使用感が変わったのと、保証期間が短くなったの以外は、M570よりも良くなっています。今買うなら断然M575をオススメします。
終わり。
せろりんでした。
コメント