Androidスマートフォン カッコよさランキング

スマートフォン

せろりんです。

なんの権威もないこのおれがカッコいいスマホランキングを作ったので見ていってください。

・基準は見た目のカッコよさのみです。ポンコツ端末でも不問です。
・日本で正規に発売されたAndroid端末限定です。
・現在の水準で見ると野暮ったく見えるデザインであっても、発売当時にカッコよければそのぶん加点しています。
・ランキングとは言っていますが流石に同系統のデザインをいくつも選出しないように心がけています。つまり、Xperia1 Ⅱみたいなデザインが好きで好きでたまらない人がランキングを作ると1位から4位がXperia1 ⅡとXperia1 ⅢとXperia1 ⅣとXperia1 Ⅴで占拠されてしまいクソほども面白くないので、この場合は同系統のデザインの中で一番カッコいいXperia1 Ⅴのみをランキングに入れます。

対戦よろしくおねがいします。

10位 IS01

2010年にシャープから発売されたau初のAndroid端末です。これが果たしてスマートフォンなのかというとかなり微妙で、シャープ自身もスマホではなく「スマートブック」と呼称していた端末です。ただまあ、Androidを積んでいてSIMが刺さって電話ができてポケットに入るので、本質的にはスマホと一緒でしょうということでランキングに入れています。

デザインはあの深澤直人です。見ての通り、超小型ノートPCのような出で立ちの端末です。激しく好みが分かれる見た目で、「メガネケース」などという蔑称も存在しますが、おれは大好きです。サイバー感があって、いろんな機能がギッシリ詰まっていそうでありつつ、深澤直人っぽい柔らかくカドのない未来的な見た目が最高です。

発売当時にしても性能が低く、しかもAndroidのバージョンが周回遅れのAndroid1.6だったため、割りとネットで叩かれがちな機種でした。日本のものづくりのオワコン化の象徴とされることすらありました。

性能が低かったという事情もあってauは値下げをしまくり、発売からすぐに本体0円・月額8円で契約できる謎の裏技が横行したのも、この機種を語る上では欠かせない出来事です。

何かとネタにされがちな機種ですが、おれはメッチャ好きな機種です。

9位 PANTONE 5 107SH

2012年に発売されたシャープのPANTONE 5です。この機種の一番の特徴は放射線測定機能ですね~。2012年の世相を表している感じの携帯です。

放射線測定機能は校正ができず、精度もそれほど高いわけではないらしいです。一般論として数字が信用できない計器でむやみに数字を測って一喜一憂するのはやめたほうがいい行動な気もしますけど、とはいえ興味深く意欲的な機能であることには間違いありません。

色見本のPANTONEとコラボした8色もの豊富なカラバリがデザイン上の特長です。どの色も素敵で、しかもボディが小柄なのでとってもオシャレです。右下のカラフルなボタンも良いアクセントになっています。このボタンを押すとなんと放射線測定アプリが起動します。謎仕様ですね。

8位 BrackBerry key2

2018年に発売されたBrackBerry KEY2です。かっけ~。携帯というのはキーボードがついているだけで無条件でかっこいいわけですが、その上でこの機種は、高級感あふれる背面の質感や、主張しすぎないカメラなど、どこを見てもクオリティが高くスタイリッシュなのが素晴らしいです。

BrackBerry Bold 9900あたりもメチャかっこいいんですが、あれはAndroidじゃないので今回のランキングには入ってきません。

BrackBerryブランドのライセンスはなんやかんやあって今はアメリカの謎のスタートアップが握っているものの、アメリカの謎のスタートアップはBrackBerry端末を出すことなくブランドを飼い殺しにしている残念な状態にあります。いまどき物理キーボード端末なんて流行らないのはわかりますけど、こういう端末はいつまでも残り続けてほしいものです。

7位 MOTOROLA RAZR IS12M

2012年にモトローラから発売された携帯です。フィーチャーフォン時代のRAZRブランドをスマホ版としてリメイクした機種です。

派手でカッコいいですね~。アラミド繊維製の背面がイカします。好みは分かれそうですけどおれはめちゃ好きです。

最薄部はなんと7.1mmです。最新のPixel7 proが8.9mmですからずいぶん薄いことがわかります。実際に持ってみても明らかに薄く、たいへん携帯性がよかったです。

この機種はバッテリー容量が1780mAhだった一方で、くり抜かれたように薄くなっている部分に大容量バッテリーを積むことでバッテリー容量を3300mAhに拡張した姉妹機「RAZR MAXX」なる変わり種も外国では販売されていました。当時のサムスンのハイエンド「Galaxy S3」が2100mAhだったことを考えると、3300mAhという数字にはなかなかパンチ力があります。

その後モトローラはオワコンメーカーになってしまって中国Lenovoに買われてしましましたけど、Lenovoはモトローラブランドでこういうイカしたスマホをもっともっと出してほしいなーと思います。

6位 Galaxy note20 Ultra 5G

かっけ~。Galaxyで一番かっこいいです。2020年のハイエンドモデルですね。特にいいのが、Mystic Bronzeって名前の銅色のカラバリです。めっちゃいい色です。

エッジディスプレイを採用することで(実用性はともかく)ベゼルレス感が増して未来的な印象に仕上がっているのがいいですね~。

最近のスマホに共通する課題である、増えすぎた上にデカくなりすぎたカメラの処理にも、この機種は成功しています。スマホのカメラはそれなりにデカさと個数をアピールしないと頼りない印象になってしまいますけど、かといってアピールしすぎると鬱陶しくなるので、バランスが非常に重要です。1年前に登場したGalaxy S20は横一列の配置で野暮ったい上にカメラがやや頼りない印象ですし、逆に1年後のGalaxy S21 Ultra 5Gはカメラの個数が増えすぎて流石にキモいです。一方でNote20 Ultra 5Gの処理は頼もしさと謙虚さを兼ね備えた絶妙なバランスのカメラデザインを実現しています。

5位 Xperia ray

キュートすぎる!2011年にソニエリから発売されたXPERIA rayです。ガチでキュートなんですよね~。ちっこくて薄くて高級感もあって、最高です。

画面サイズは3.3インチです。当時のスマホの主流が4.3インチくらい、いまの主流が6インチ以上であることを考えると驚くほど小さいです。

グローバルのシェアが終わっていて新製品もあんまり出ない今のオワコンSONYと違って、当時のソニー・エリクソンはグローバル市場で果敢にいろいろなスマホを出しまくっていて、世界で最も面白いスマホメーカーの一つでした。特にソニエリの作る小型端末はガチで魅力的で、おれもいくつか購入して使っていました。たとえば上の写真は「Xperia Active」です。ストラップホールがチャーミングな小型スマホですね。画面サイズはなんと3インチです。超カッコかわいいですが国内で販売されていないのでランキングには乗せていません。

こっちはXperia mini proです。これもいい端末でしたね~。かっこよくはないです。

4位 Huawei P30 Pro

2019年に発売されたHUAWEI P30 Proです。かっけ~。

今となっては個性的なデザインではないですけど、この手のシンプルなストレート型ハイエンドスマホのデザインとしてはとにかく完成度が高いのでランキングに入れています。エッジディスプレイも(実際の使い勝手はともかく)見た目のスタイリッシュにバリバリ貢献しています。このベゼルレス感はエッジディスプレイじゃないと出せないですね~。

マルチカメラ機にしてはカメラサイズが控えめなのも好感が持てます。いまのスマホに慣れてしまうとカメラが小さすぎてやや頼りない印象はあるものの、改めて眺めていると、このくらい自然な大きさのほうが自然な気もしてきます。撮られる人を威圧しないという点でもカメラが大きすぎないのは重要です。写真家のアンリ・カルティエ・ブレッソンもライカのシルバーの部分に黒いテープを貼って目立たなくして使っていたという逸話があります。

国内版はブラックかブリージングクリスタル(一番右のシャボン玉みたいなグラデーションカラー)のニ色展開です。どっちも素敵ではありますが、おれが好きなのは断然ブリージングクリスタルです。グラデーションカラーってこの頃の中華スマホのトレンドで、いろんな会社からいろんなカラーが出ていましたけど、やっぱりいちばんカッコいいのはP30 Proのブリージングクリスタルだなと思います。

デザインはもちろん、性能面でもこの年最強の端末でした。特にすばらしいのはカメラで、圧倒的な高感度耐性を誇る独自のセンサーを搭載していて暗所画質がとにかく良かったです。この頃にHUAWEIはアメリカ出禁になってしまいGoogle禁止令や5G禁止令が発動してしまうので、性能を出し惜しみしていない端末に限って言えばP30 ProはHUAWEI最後のハイエンドスマホだともいえます。

3位 INFOBAR C01

2012年に発売されたテンキー付きのスマホです。メーカーはシャープ、デザイナーは深澤直人です。かわいいですね~。

INFOBARスマホはコレ以外にもいろいろ出ていて、今回どれを選出するかで悩んだんですが、一つ選ぶならやっぱりC01な気がします。

バッテリー容量はなんと1020mAh(!)です。同時期のハイエンドのGalaxy S3は2100mAhありましたし、最新ハイエンドのGalaxy S23 Ultraは5000mAhですから流石に時代を感じる数字です。

性能面では我慢することの多い携帯だったようですが、だからこそテンキーと画面を分けるインターフェイスが光るんじゃないかと思います。レスポンスの悪いスマホでもハードウェアキーが付いていれば我慢できますからねえ。INFOBARスマホは最近あんまり出ていないようですが、改めて最新スペックで出してほしいところです。

2位 LEITZ PHONE1

2021年にライカから発売されたLEITZ PHONE1です。

中身はシャープが作っていて、ベースのモデルはAQUOS R6です。

カメラを3つ4つと搭載するのが当たり前となっている昨今にあってLEITZ PHONE1はシングルカメラです。高級デジカメに採用されている大型センサー搭載カメラを採用した一点豪華主義端末なのです。

側面部にローレット加工(カメラのダイヤルやピントリングに施されがちなギザギザの加工)が施されていてライカっぽさが演出されています。

全体的に高級感があって超カッコいいですね~。エッジディスプレイなのも(実用上は死ぬほど使いにくいですが)未来っぽくてカッコいいです。

カメラ周りのデザインもいいですね~。この機種はAQUOS R6をベースとしているため、見た目に反して実はカメラが中心から少しズレたところにあります。ところがLEITZ PHONE1は、カメラユニットの内部に実用上は意味のない一本の小さい円を配置することで、カメラとフラッシュとToFセンサーの配置を天体の運行した軌跡のように表現しています。これがなかなかカッコいいんですよね~。

レンズキャップも付属します。超カッコいいですね。

1位 HTC ARIA

かっけーマジで。2010年にイーモバイルから発売されたスマホです。メーカーは台湾のHTCです。スマホではオワコンになってしまったけど当時はイケイケだった会社ですね~。

写真で伝わるかはなんとも言えないところですが、実物を見ると全てがかっこいいです。黒すぎない絶妙な黒、輝く金属のアクセント、小さい筐体に多機能が詰まった凝縮感、最高です。かっこいいとかわいいと美しいが共存しているデザインですね~。

当時のスマホは4インチ台が主流だった一方で、このスマホは3.2インチと非常に小柄です。最近のスマホは6インチ以上が主流ですから、いま改めて手に持つと信じられないくらいちっこいです。サイズ感も含めて非常にキュートです。

HTCのスマホはHTC SENSEとよばれる独自UIを採用しています。画像にも写っている、時間と天気を表示しているウィジェットは、HTC SENSEに付属するウィジェットです。今でこそこういう立体的なデザインって時代遅れになってきましたけど、当時のガジェットオタクはみんなHTC SENSEに憧れたものです。透明感のある壁紙も非常におしゃれですね~。

ホームボタンやメニューボタンの下にくっついているドーナツ状の銀色のパーツは光学ジョイスティックです。黎明期のAndroidスマホはトラックボールやトラックパッドやジョイスティックを備えている機種が多かったんですよね~。デザインのアクセントになっていてカッコいいです。


終わりです。

これのほうがカッコいいぞという意見があればコメントください。

せろりんでした。

コメント